興隆と衰亡1600ー1947 クリストファー・クラーク 小原淳 みすず書房ハガネノオウコクプロイセンゲ クリストファークラーク オバラジュン
発行年月:2024年12月02日
予約締切日:2024年10月10日
ページ数:552p
サイズ:単行本
ISBN:9784622097471 クラーク,クリストファー(Clark,Christopher) 1960年オーストラリア生まれ。
ケンブリッジ大学教授 小原淳(オバラジュン) 1975年生まれ。
ドイツ近現代史専攻。
早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程史学専攻。
早稲田大学文学学術院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 第11章 鋼の秋/第12章 歴史における神の歩み/第13章 緊迫/第14章 プロイセン革命の光と影/第15章 四つの戦争/第16章 ドイツへの解消/第17章 終局 第二次世界大戦後、連合国はプロイセンの解体を宣言した。
プロイセンは消滅した。
ドイツはナチズムへと至る「特殊な道」を歩み、その一因はプロイセンにあるとされた。
「特殊な道」論が落とした長い影は、プロイセンを歴史として対象化することを難しくした。
本書はそうした状況に突破口を開いた。
罪悪あるいは賛美という目的論から離れ、約350年に及ぶプロイセン通史を包括的かつ中立的に提示したのである。
下巻は、ナポレオンに敗北して破滅しかけたプロイセンがドイツの盟主になり、第二次世界大戦を経て消滅するまでを描く。
ヨーロッパの一部として存在していたプロイセンは、フランスとの闘争により、ドイツとの一体化を進めた。
そしてドイツ統一が実現したとき、皮肉にもプロイセンの終焉が始まったのである。
1848年革命、4つの戦争、ビスマルクとドイツ統一、ヴァイマル時代、ナチズム、戦後までが語られる。
膨大な資料、歴史的事件、制度、政治という多種多様な要素が、不協和音を奏でることなく、ひとつのプロイセン像を提示する。
プロイセンの歴史を描き切った決定版。
本 人文・思想・社会 歴史 世界史
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