スタートアップの技法

早稲田大学ビジネススクール教授で、
ボストン コンサルティング グループ（BCG）の元日本代表が解説！

新規事業がうまくいかない。
起業したはよいが、うまくビジネスが拡大しないーー
スケーラブルな事業や企業を創りきれないという「失敗」の原因には、「新規事業や起業は特別なアイディアやイノベーションが重要で、やってみないとわからない」という思い込みがあるのではないだろうか。

本書は、BCGで数多くの事業立ち上げの支援を行い、個人としてもスタートアップに数々のアドバイスを実践し、そして早稲田大学ビジネススクールで新規事業開発について教えている著者が、よくある失敗とさまざまな成功事例を分析し、再現性のあるフレームワークとしてまとめ上げ、提唱するものである。

【典型的な失敗類型】
○勝てる市場とポジショニングが見つけられていない
○儲けのメカニズムが見立てられていない
○持続的に成長できる参入障壁が築けていない
○今いるフェーズの見立てを間違え、検証ポイントを外している

【サイエンスし続けるべき3つの要素と7つの視点】
A　勝てるポジショニング
ー視点1「旬」な市場に乗る
ー視点2 PMFを進化させ続ける
B　儲けのメカニズム
ー視点3 顧客の論理を読んでプライシングモデルを決める
ー視点4 儲かる構造のユニットエコノミクスを組み立てる
ー視点5 先にキャッシュが入ってくる仕掛けを作る
C　持続的成長のシナリオ
ー視点6「範囲の経済」を効かせ収益機会を面で拡げる
ー視点7 持続的なMOAT（参入障壁）を築く
序章　問題意識と本書の構成
第1章　うまくいかない15の原因
ー典型的なよくある落とし穴
ー構造的にとらえる視点とサイエンスで見立てる視点　ほか
第2章　ケースに学ぶ、成功に向けてのサイエンス
ー1NOT A HOTEL
ー2ウェルスナビ
ー3chocoZAP
ー4スタディサプリ
ー5ファームノート　ほか
第3章　成功に向けてサイエンスすべき7つの視点
ー1「旬」な市場に乗る
ー2PMFを進化させ続ける
ー3顧客の論理を読んでプライシングモデルを決める
ー4儲かる構造のユニットエコノミクスを組み立てる
ー5先にキャッシュが入ってくる仕掛けを作る
ー6「範囲の経済」を効かせ収益機会を面で拡げる
ー7持続的なMOAT（参入障壁）を築く　ほか
第4章　自分がどこにいるかの認識とチェックポイントを持つ
ーフェーズ1　初期プロダクトの構築
ーフェーズ2　ビジネスモデルの確立
ーフェーズ3　スケーラビリティの獲得　ほか
第5章　他力を活かすための事業パートナーシップ
ー大企業の力を借りて成長するための相互理解
ー国・自治体の支援の活かし方　ほか
第6章　経営チームに必要な能力
ーエマージングゾーンの目利き
ーアービトラージの目利き　ほか

著者名：	杉田浩章
出版社名：	日経BP　日本経済新聞出版
ISBNコード：	9784296125036
発売日：	2025年05月28日頃